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DJI Osmo 360で撮影したデータをMacへ取り込んだとき、最初に戸惑ったのがファイル形式でした。実際の撮影データにはOSV・LRF・MP4が混在します。
私はOsmo 360を所有し、旅行などの素材をMacで扱っています。実ファイルも確認しており、LRFについてはffmpeg / ffprobeで中身を確認しました。
先に結論:OSVはパノラマ動画、LRFはパノラマ動画に付随するproxy(プロキシ)、MP4はカメラが記録するフラット動画です。メーカー公式の説明と、私が確認したファイルの情報を分けて整理します。
DJI公式でもパノラマ動画はOSV、フラット動画はMP4
DJIのOsmo 360公式FAQは、撮影する動画の形式を次のように説明しています。
- パノラマ動画:OSV
- フラット動画:MP4(HEVC)
見慣れない拡張子だからといって、OSVは不要な補助ファイルではありません。360°パノラマ動画では重要な撮影データです。
LRFは何なのか:公式の説明と実ファイルの確認
DJI公式のOsmoシリーズ映像エクスポートガイドでは、Osmo 360のパノラマ動画にLRF拡張子のプロキシファイルが付随すると説明されています。
LRFは、OSVの原本と区別する補助用の動画ファイルです。私の素材でもffmpeg / ffprobeで読み込めました。
確認したLRFは1ファイルで、2048×1024、29.97fpsでした。
これは私が確認した1ファイルの情報です。すべてのOsmo 360のLRFが必ずこの解像度・フレームレートになる、とは一般化しません。
LRFを原本の代わりにしない
LRFを動画として読めると、「これだけ残して編集すれば軽くて便利なのでは」と考えたくなります。しかし、DJIがプロキシと説明しているLRFと、パノラマ動画のOSVは役割が異なります。
素材管理ではOSVを原本として残し、編集・整理が終わるまではLRFも一緒に保持するのが私の方針です。これは原本を失わないための管理方針であり、すべての編集ソフトでLRFの保持が必須だと断定するものではありません。
容量を空けるためにOSVとLRFのどちらかを適当に消す前に、原本のコピーとバックアップを確認します。
MP4があっても、同じ動画の重複とは限らない
Osmo 360は、Single-Lensなどのフラット動画も撮影できます。カメラが記録するフラット動画の形式は、公式FAQではMP4(HEVC)です。
FinderにOSV・LRF・MP4が並んでいても、「同じ映像を3形式で保存している」とは限りません。撮影モードとファイルの役割を分けて確認します。
なお、ここでのMP4の説明はカメラが記録する動画についてです。編集ソフトから書き出したファイルまで、拡張子だけで撮影モードや映像の内容を決めつけないようにします。
私のMacでの素材管理
私はOsmo 360の撮影データをMacで扱い、容量の大きい素材は外付けSSDへ置いています。基本の整理手順は次のとおりです。
- Osmo 360から撮影原本をコピーする。
- OSV・LRF・MP4を保持したまま、撮影単位で素材を整理する。
- 外付けSSD上の作業データと、保存しておく原本を区別する。
- 必要なファイルを解析・編集する。
LRFをffmpeg / ffprobeで確認したのは、ファイルの中身を把握するためです。この解析をDJI推奨の編集手順として紹介しているわけではありません。
外付けSSDへ移すことと、別の保存先にバックアップを作ることも分けて考えます。保存先が1か所だけなら、元のMacから移しただけではバックアップになりません。
Macで360°動画を編集するならDJI Studio
DJIはデスクトップソフトのDJI Studioを提供しています。Osmo 360公式ダウンロードページでは、Mac版はmacOS 11以降、Apple M1以降のMacに対応し、16GB以上のRAMを推奨しています。
2026年9月25日に確認した掲載バージョンはv1.2.11、公開日は2026年9月2日です。対応条件やバージョンは変わるため、導入時には公式ページを確認してください。
私のMacBook ProはM4 Proなので、Apple Siliconの条件に入ります。ただし、この記事ではDJI Studioの編集速度や書き出し時間を測定していません。撮影解像度、素材量、ストレージ、書き出し設定によって負荷は変わります。
まず原本をMacへコピーし、パノラマ素材をDJI Studioで扱う流れを確認するなら、DJI公式のOsmo 360チュートリアルにあるパソコンでのパノラマ動画編集が入口になります。
DaVinci ResolveやPremiereへ持っていく場合
DJIはAdobe Premiere向けのDJI Reframe Pluginも提供しています。
DaVinci Resolve向けプラグインについては、DJI公式がパノラマ素材をDJI Studioで事前処理し、DaVinci Resolve専用形式で書き出す手順を案内しています。プラグインごとにOSと編集ソフトの対応条件が異なるため、公式ダウンロードページで確認してください。
これは公式に案内されている連携方法の紹介です。私が両方のプラグインで動作検証した、という意味ではありません。
想定外だったのは、撮影後のファイル管理
最初に戸惑ったのは、撮影後のファイル管理が普通のカメラより複雑に見えることでした。OSV、プロキシ、フラット動画、撮影後に画角を決めるリフレーム、書き出し後の動画という段階があります。
すべてを「撮ったMP4」として扱うのではなく、原本・補助ファイル・編集後の出力に分けて考えると整理しやすくなります。
向いている人・向かない人
旅行で周囲をまとめて残し、撮影後に画角を選びたい人や、360°素材から縦動画・通常動画を作りたい人には、編集まで含めて検討する価値があると感じます。私も旅行素材を中心に使っています。
一方で、ファイル管理を単純にしたい人や、撮影後のリフレーム作業をしたくない人は、通常のアクションカメラも比較対象になります。ここは製品の優劣ではなく、自分が編集にかけられる手間で選ぶ部分です。
よくある質問
OSVは何のファイルですか?
Osmo 360のパノラマ動画形式です。DJI公式FAQに記載されています。
LRFは何ですか?
パノラマ動画に付随するプロキシファイルです。私が確認した1ファイルは2048×1024、29.97fpsでしたが、全LRFに共通する仕様としては扱いません。
LRFを消してもいいですか?
この記事では一律に削除を勧めません。私の方針は、編集・整理が終わるまではOSVとLRFを両方保持することです。LRFがあることを理由にOSV原本を削除しないようにします。
MP4は何ですか?
カメラが記録するフラット動画の形式です。DJIはコーデックをHEVCと案内しています。編集後に書き出したMP4は、この説明と区別してください。
Macでは何を使って編集しますか?
DJI公式のデスクトップソフトはDJI Studioです。対応Mac・OS・メモリ条件を確認して使います。
まとめ
- OSV:360°パノラマ動画の原本。
- LRF:パノラマ動画に付随するプロキシ。
- MP4:カメラが記録するフラット動画。
私の実ファイルでもこの3種類を確認し、LRFの1ファイルは2048×1024、29.97fpsとして読み込めました。この実測値は、すべてのLRFへ一般化しません。
Macでは原本を保持してコピーし、撮影データと編集後の出力を区別することから始めると、素材を扱いやすくなります。360°編集の入口はDJI Studioと公式チュートリアルで確認できます。
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